個人型確定拠出年金(iDeco)とは。どちらがおすすめか。NISAと併用できる? 2025.03.14 iDeCoは老後資金を計画的に貯めるための仕組みです。人生100年時代の今、豊かな老後を送るためには、自分である程度の資金を貯めておく必要があります。 また、2024年に大きく制度が変わるNISAに注目をしている方も多いでしょう。そこで今回はiDeCoとNISAについて詳しく説明をします。iDeCoとNISAの併用ができるかどうかなどについても説明しますので、参考にしてください。 目次1. 個人型確定拠出年金(iDeco)とは2. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAの違い①加入資格の違い②対象商品の違い③税制優遇の内容の違い④利用期間の違い3. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAは併用できる?注意点は。4. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAの併用をお勧めする場合はこんなとき5. まとめ 1. 個人型確定拠出年金(iDeco)とは iDeCoとは、「個人型確定拠出年金制度」の略称で、日本の社会保障制度の一つです。個人が自分自身の老後の生活資金を確保するために、自主的に加入することができる制度になります。 2. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAの違い iDeCoとNISAは、投資信託や株式などの金融商品を利用した資産形成のための制度ですが、以下に4つの違いをあげます。 ①加入資格の違い iDeCoは、20歳以上60歳未満で、公的年金に加入している方が加入できる制度です。 一方、NISAは、18歳以上で一定の条件を満たした一般個人が加入できます。 ②対象商品の違い iDeCoは、確定拠出年金制度に基づいて、投資信託や株式、債券などの金融商品を利用した資産形成ができます。 一方、NISAは、国内外の株式や投資信託、ETFなど、一部の金融商品に限定されています。 ③税制優遇の内容の違い iDeCoは、拠出した金額に対して税金の優遇措置が受けられます。 一方、NISAは、最大で1年間につき120万円までの投資金額に対して、最大5年間の非課税措置が適用されます。 ④利用期間の違い iDeCoは、加入者が65歳に達するまで、または所定の期間が経過するまで利用できます。 一方、NISAは、5年間の非課税期間が過ぎた後は、ロールオーバーといった仕組みで、さらに5年間延長できますが、最大でも利用期間は10年です。 3. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAは併用できる?注意点は。 iDeCoとNISAの併用は可能です。どちらも、利益に対して税金がかからない制度になりますので、極力、iDeCo、NISAともに利用するのが良いでしょう。 iDeCoについては掛金が全額所得控除の対象になるメリットがあります。収入のあるサラリーマンなどの方にとってはiDeCoのほうがメリットが大きいといえます。まずはiDeCoから利用するのが良いでしょう。 4. 個人型確定拠出年金(iDeco)とNISAの併用をお勧めする場合はこんなとき iDeCoとNISAは、お金に余裕があれば、極力どちらも利用するようにしましょう。 なぜなら、日本の制度でiDeCoとNISA以外に投資に関する利益が非課税になる制度がほとんどないからです。 手軽に利用ができ、利益が非課税になるiDeCoとNISAを利用しない手はありません。 また、iDeCoについては掛金が所得控除の対象になりますので、節税にもつながります。 いずれにしても、老後を豊かに過ごすためには、iDeCo、NISAを併用してしっかりお金を貯める必要があるでしょう。 5. まとめ 今回はiDeCoとNISAについて説明をしました。それぞれの制度の違いや併用するべきかどうかなどについても説明をしています。 結論としては、極力、iDeCoとNISAは併用するのが良いでしょう。 ただし併用がむずかしい場合、まずは掛け金が全額所得控除の対象になるiDeCoを利用すると良いでしょう。iDeCoとNISAをうまく活用し老後資金を貯めていきましょう。 日本企業型確定拠出年金センターでは、これまで480社以上への制度導入をサポートしてまいりました。経験豊富なスタッフが企業型確定拠出年金の制度導入から運営までしっかりとサポートさせていただきます。企業型確定拠出年金の導入を検討中の方はぜひ一度お問合せください。 お問合せ・ご相談はこちら お気軽にお問合せください 営業時間:9:00〜17:00休業日:土曜・日曜・祝日 お電話でのお問い合わせはこちらTEL:050-3645-9040※導入に関するご相談を承っております。個人の方の質問はお答えできませんのでご了承ください。 個人型確定拠出年金(iDeco)の「確定拠出年金」と... 企業型確定拠出年金の給与上乗せ支給と選択制の併用とは...