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投資信託の「約定日」「申込日」「受渡日」の違いは?企業型DCの影響も解説

投資信託の「約定日」「申込日」「受渡日」の違いは?企業型DCの影響も解説

投資信託の取引を始めると、「注文したのにまだ買えていない」「口座の残高が反映されない」といった戸惑いを感じることがあります。

これは、投資信託には株式とは異なる3つの重要な日付があるためです。特に「約定日(やくじょうび)」は、いくらで購入できるかを左右します。

本記事では、2026年現在の最新ルールに基づき、投資初心者が押さえておくべきポイントや、企業型DCへの影響などを分かりやすく解説します。

1. 投資信託の基本!3つの重要日付「申込日・約定日・受渡日」の違い

投資信託の売買は、注文から完了まで一定のタイムラグが発生します。まずは、基本となる3つのステップを整理しましょう。

1. 申込日(もうしこみび)

投資家が販売会社(証券会社や銀行など)に売買の注文を出した日です。

各ファンドには「申込締切時間(カットオフタイム)」が設定されており、時間を過ぎると翌営業日の扱いになります。

2. 約定日(やくじょうび)

投資信託の取引が正式に成立した日です。

この日の基準価額が売買価格として適用されます。

3. 受渡日(うけわたしび)

商品の引き渡しと代金の決済が完了する日です。

購入した場合はこの日に自分の資産となり、売却した場合はこの日に現金が口座へ入金されます。

4. 取引の流れ(例)

一般的に、以下のような順序で進みます。

1. 注文(申込日):投資家が「買いたい」「売りたい」と意思表示する
2. 取引成立(約定日):価格(基準価額)が決定し、注文が確定する
3. 決済完了(受渡日):お金と商品の交換が終わる

2. 購入価格が決まるのはいつ?「約定日」と「基準価額」の関係

投資信託の最大の特徴は、「注文を出すときには価格が決まっていない」という点にあります。これを「ブラインド方式」と呼びます。

基準価額と約定日の関係

投資信託の値段である「基準価額」は、以下の数式で1日1回算出されます。

基準価額 = 純資産総額 / 総口数 × 10,000 (※多くのファンドは1万口あたりで算出されますが、1口あたりのファンド等もあります)

投資信託は、「約定日の基準価額」で取引されます。 国内資産のファンドであれば「申込日=約定日」となることが多いですが、申込時点ではその日の夜に公表される基準価額が分かりません。

注意点

申込時の画面に表示されているのは、あくまで「前営業日の基準価額」です。

実際の購入単価とは異なることを理解しておきましょう。

3. 企業型DCでの「約定日」はどうなる?

企業型DC(企業型確定拠出年金)を利用している場合も、この「日付」の考え方は非常に重要です。

拠出金が反映されるまでのタイムラグ

企業型DCでは、毎月の給与から拠出金が差し引かれますが、そのお金がすぐに商品購入に充てられるわけではありません。

1. 会社または従業員が掛金を納付する
2. 記録関連運営管理機関が各従業員の口座に資金を配分する
3. あらかじめ設定した配分設定に基づき、自動的に「申込」が行われる

このため、注文日と商品が「約定」する日付にはズレが生じます。

スイッチング(預け替え)の注意点

保有している商品を売って別の商品を買う「スイッチング」を行う際は、特に注意が必要です。

売却商品の「受渡日」が完了してから、購入商品の「申込」が行われる仕組みが一般的です。

売却から購入完了まで1週間〜2週間程度かかるケースもあり、その間は「待機資金」となり運用が行われない期間が生じます。

4. 国内資産と海外資産でスケジュールが違う理由

投資信託がどこに投資しているかによって、約定日までの日数は異なります。

特に海外資産を含む場合は、時差の影響でスケジュールが後ろにずれます。

投資対象 申込日 約定日 受渡日
国内資産(日本株など) 当日 当日~翌営業日 約定日の2〜4営業日後※
海外資産(米国株など) 当日 翌営業日 約定日の3〜5営業日後※

※一般的な証券会社などの傾向です。

なぜ海外資産は時間がかかるのか?

海外の市場(ニューヨーク証券取引所など)は、日本時間の夜間に動いています。

現地の市場が閉まった後に資産価値を計算し、日本で基準価額として公表されるまでにタイムラグが生じるため、約定日は翌営業日以降になるのです。

また、現地の祝日も重要です。日本が平日でも、投資先の国が祝日であれば休場となり、約定日はさらに後ろ倒しになります。

5. NISA投資枠や分配金に注意

「日付の違いくらい、1〜2日の差でしょ?」と軽く考えるのは危険です。特にNISA枠の管理や分配金狙いの投資では、少なからず影響を及ぼします。

NISAの年間投資枠は「受渡日」が基準

NISAの非課税枠がいつ消費されるかは、申込日でも約定日でもなく、「受渡日」で決まります。

年末の駆け込み購入に注意: 12月後半に注文しても、受渡日が翌年1月になると、今年のNISA枠は使えず、翌年の枠を消費してしまいます。

海外資産のファンドを年内枠で買いたい場合は、余裕を持って12月中旬までに注文を済ませるのが安全です。

分配金の受取りの注意点

分配金を受け取るためには、ファンドの「決算日」にその投資信託を保有していなければなりません。

「約定日が決算日以前(または当日)」になるように注文を済ませておく必要があります。

6. 失敗しないためのポイント

最後に、効率的に資産運用を行うために確認すべきポイントをまとめます。

申込締切時間(カットオフタイム)を確認する

運用商品によって、申込締切時間は異なります。

1分でも過ぎると「翌営業日の申込」となります。

ファンドの「休業日」を確認する

目論見書には、海外の祝日などによる購入・解約の受け付け不可日が記載されています。

大型連休(GWや年末年始)は、受渡までに1週間以上かかるケースも珍しくありません。

資金には余裕を持たせる

売却して現金化したい場合、受渡日まで資金は引き出せません。

「急に現金が必要になった」という時に困らないよう、逆算して行動しましょう。

7. まとめ

資産形成は、完璧な知識を身につけてから始めるものではありません。

少額からでも「経験」を積みながら進めることがポイントです。

・家計の現状を把握する: 収支を可視化し、投資に回せる額を算出する。
・会社の制度を確認する: 企業型DCがあるか確認し、あれば加入や掛金額を検討する。
・専用口座を開設する: ネット証券などでNISA口座の申し込みを行う。

将来の自分が「あの時始めておいてよかった」と思えるように、今日から第一歩を踏み出しましょう。

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日本企業型確定拠出年金センターでは、経営者・企業担当者のみなさまに、企業型DC導入に関する個別相談を無料で行っています。

制度導入のメリット・デメリットもお伝えできますので、ぜひ一度お問合せください。

よくある質問(FAQ)

Q 投資信託は、注文した瞬間の価格で買えないのはなぜですか?

A 「ブラインド方式」を採用しているためです。

投資家間の公平性を保つため、注文時には正確な価格(基準価額)が分からない仕組みになっています。
実際の購入価格は、注文締め切り後に出される「約定日」の基準価額で決まります。

Q 土日や祝日に投資信託を注文した場合、申込日はいつになりますか?

A 「翌営業日」が申込日の扱いとなります。

土日・祝日は金融機関や市場がお休みです。
約定日はその当日、あるいは翌営業日以降へとずれ込みます。
連休前などはスケジュールに注意が必要です。

Q 企業型DCで「スイッチング(預け替え)」をすると、なぜ時間がかかるのですか?

A スイッチングは「今持っている商品の売却」と「新しい商品の購入」をセットで行うためです。

売却代金の受渡が完了してから次の商品の買付が始まります。
そのため、売却から買付完了までに1〜2週間ほどかかるケースが多くなります。

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