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【2024年最新】企業型確定拠出年金のおすすめ配分と商品ランキング

企業型確定拠出年金(企業型DC)の導入を検討する際、商品ラインナップは重要な要素です。

定期預金、保険、投資信託など、さまざまな商品がありますが、それぞれ異なる特性を持ちます。

この記事では、それぞれの商品の特性や選ぶ際のポイントを詳しく解説します。さらに、最新の人気ランキングや実績ランキングも紹介していますので、どの商品が自分に合っているかを見極める際の参考にしてください。

DCチャンネルでは、動画で企業型確定拠出年金のランキングについて解説しています。

今回は2024年5月時点の運用商品ランキングについて紹介します。
(最新の状況は、SBIベネフィット・システムズの加入者サイトをご確認ください。)
ランキングがすべてではないですが、参考にすべき一つの指標です。
また、ランキング上位3位の共通点と特徴についても分かりやすく解説します。ぜひご視聴ください!

【目次】
0:00 ダイジェスト
0:10 運用商品ランキングのご紹介
1:19 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
1:58 ニッセイ外国株式インデックスファンド
2:29 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
3:26 ランキング上位3商品の共通点や特徴は?
4:00 まとめ

企業型確定拠出年金とは

企業型確定拠出年金についておさらいしましょう。

確定拠出年金の1つで、企業が掛金を積み立て、加入者である従業員が自ら運用を行う制度です。企業、加入者双方にとっての税制上の優遇措置が受けられることから、導入企業は年々増加傾向にあります。

特徴1 : 企業が掛金を拠出

企業が積み立てを行うため、企業型確定拠出年金制度を導入している企業に所属していないと加入できません。また、運用実績によって退職後に受け取る金額が加入者(従業員)ごとに変動するのも特徴の1つです。

企業型確定拠出年金の拠出額は、上限が月額55,000円と設定されています。ただし、他の企業年金と併用の場合、上限は月額27,500円です。企業から拠出された掛金は経費として損金算入できるほか、従業員側も所得としてみなされないため非課税扱いとなります。

とは言え、企業型確定拠出年金の導入に伴い、従業員全員分の拠出額を準備するのは容易ではありません。そこで費用負担を抑えながら導入する方法を紹介します。

選択型DC

選択型DCとは、給与(または賞与)の一部を企業型確定拠出年金の掛け金として拠出するかどうかについて、従業員自ら選択できる制度です。

給料としてそのまま受け取る
企業型確定拠出年金の掛金とする

企業は、給与の一部から掛金を拠出するため、費用負担が少なく済みます。また、掛金として拠出した金額は給与から除外されるため、企業と従業員両方が支払う社会保険料に影響が出ます。

特徴2 : 加入者(従業員)が運用

企業型確定拠出年金の運用は、加入者である従業員が自ら行います。そのため運用商品の中から、加入者自身が運用指図まで行う必要があります。

適切な商品選択や運用には、ある程度の知識を要するため、加入者(従業員)への投資教育が努力義務となります。

特徴3 : 資産の受け取りは原則60歳以降

企業型確定拠出年金の受け取りは、次の2つの方法から選択できます。
【年金】毎月定額を受け取る
【一時金】一括で受け取る
どちらの方法で受け取る場合でも、税制優遇措置が設けられています。

ただし原則として、60歳になるまでは資産を引き出すことができないため注意が必要です。また、例外的に60歳未満で受け取れる場合もあります。

 詳しくは >> 確定拠出年金制度の概要 | 厚生労働省

企業型確定拠出年金(企業型DC)とは?(動画)

企業型確定拠出年金(企業型DC)について、iDeCoとの違いや国が後押しする理由などを交えて動画でわかりやすく解説しています。

こちらも併せてご覧ください。

下記画像をクリックしていただくと、動画が再生されます。

企業型確定拠出年金の運用商品にはどのようなものがあるの?

運用商品のメリット・デメリットを確認しましょう。

企業型確定拠出年金の運用商品は「元本確保型」と「元本変動型」の2つに分類されます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、商品の特性を理解してバランスよく選択するのがおすすめです。

元本確保型【定期預金・保険】

元本確保型の商品は、積み立てた元本が確保される商品を指します。

定期預金や保険が該当する商品です。元本割れのリスクが低い代わりに、特に低金利の状況では資産が大きく増える可能性も低くなります。

また、運用益が全額非課税になるという企業型確定拠出年金制度の大きなメリットを活かせないというデメリットもあります。

 元本変動型【株式、債券など】

元本変動型の商品は、積み立てた元本が運用によって変動する商品を指します。

運用成果によって資産を大きく増やせる可能性はあるものの、元本割れする可能性も含んでいるため、注意が必要です。

 
商品の種類 商品の特徴 主な商品
元本確保型 積み立てた元本が保証されているタイプの商品 ・定期預金
・保険
元本変動型 積み立てた元本が運用状況により変動するタイプの商品 ・株式、債券

企業型確定拠出年金の商品選びのポイント

企業型確定拠出年金は、所属企業が契約した管理機関の商品ラインナップの中から選択します。
今回は「SBIぷらす年金企業型」を例に商品選びのポイントを解説します。

「SBIぷらす年金企業型」商品ラインナップ

商品の種類 投資資産 本数
元本確保型商品 預金 1本
保険

1本

元本変動型商品 国内・海外・内外株式(パッシブ) 7本
国内・海外・内外株式(アクティブ) 4本
国内・海外・内外債券(パッシブ) 3本
国内・海外・内外債券(アクティブ) 1本
ターゲット型 7本
バランス型 7本
不動産信託 2本

商品ラインナップを見てわかる通り、元本確保型の商品に比べ元本変動型商品の方が圧倒的に多いのが現状です。これは「SBIぷらす年金企業型」に限らず、どの管理機関を選んでも割合は似たようなものだと言えます。

しかし、企業型確定拠出年金で拠出されている資産の残高ベースでは「元本確保型」商品の運用割合はほぼ半数を占めていると言われています。これではせっかくの運用益に対する税金優遇の恩恵を受けにくくなってしまいます。

元本変動型は、運用に知識が必要な商品が多くリスクもあるため拠出するのに躊躇してしまいがちです。しかし、老後の資産形成を見据えて、長期的な運用・分散投資などをすることでそのリスクも平準化することが期待できます。

元本を割ってしまう恐れがあるというデメリットだけに捕らわれないよう、正しい知識を身に付けるのがもっとも重要なポイントです。  

企業型確定拠出年金の導入企業においては、従業員に対する投資教育は努力義務とされています。従業員の豊かな資産形成を考えると、企業がそのような機会を設けておくことは従業員にとって安心材料になるでしょう。企業で実施することはハードルが高いと思われるかもしれませんが、企業型確定拠出年金の運営管理機関によっては投資教育の受託も行っている先もあるため、導入会社を選ぶ判断材料の一つとしておすすめです。

 元本変動型商品を選ぶ3つのポイント

選ぶ際にチェックしたい3つのポイントを解説します。

投資対象

選ぶ際のポイントとして、何を対象に運用されているのかを確認しましょう。対象となる資産は主に以下のものがあります。

株式 (国内・外国)
債券 (国内・外国)
不動産投資信託

投資対象 商品説明
株式投資 国内 日本国内の証券取引所に上場している企業の株式。海外の株式投資と異なり為替リスクがない。
外国

外国企業が発行し、主に海外の証券取引所に上場している株式。

成長国の株式だと高配当が見込めるが、為替レートの影響を受ける。
債券 国内 国や公共団体、企業が資金調達のために発行する有価証券。
他の投資商品などに比べて安全性が高いと言えます。
外国 発行体・発行市場・通貨のうちいずれかが海外の債券。外国債券は高金利で高い利回りが狙えるのが特徴です。
不動産投資信託

多くの投資家から調達した資金を不動産投資する金融商品の一種。低予算で複数の不動産に投資でき、運用をプロにお任せできる。

何を対象に投資するかにより、リスクとリターンも変動します。一般的には、異なる投資対象に少額ずつ分散して投資することで、リスクを回避できると期待されます。例えば、国内株式と外国債券を組み合わせるなど、分散して選ぶのがおすすめです。

運用方針

運用方針は、主に次の2種類があげられます。運用レポートという資料で過去の運用実績を確認するとどちらに属している商品なのかがわかります。

・パッシブ(インデックス)型
市場平均値を示す指標である「ベンチマーク」の動きに連動した値動きを目指すのが「パッシブ(インデックス)型」です。ニュースや新聞でTOPIX(東証株価指数)の値動きをチェックしていれば、その投資信託の値動きもだんだんつかめてくるでしょう。

・アクティブ型
ベンチマーク(参考指標)を上まわる成績を狙うのが「アクティブ型」です。高い成績を狙うことでより多くのリターンを期待できますが、その反面リスクも高めになると予想されます。

運用コスト

投資信託を運用・管理するには「運用管理費用(信託報酬)」という名の手数料が発生します。運用の成果に関わらず差し引かれるため、リターンやサービスの水準に合っているか確認しましょう。同じ投資対象でもコストは異なるため、比較して確認することをおすすめします。

また、通常は投資信託の購入時や解約時に「販売手数料」や「信託財産留保額」といった手数料が発生します。しかし、確定拠出年金で投資信託を選択する場合にはこの手数料がかからない場合が多いです。

最新!企業型確定拠出年金の商品ランキング(2024年4月1日現在)

現在「SBIぷらす年金企業型」で取り扱われている商品のうち、掛金増加額が多い「人気トップランキング」と、利幅が大きかった「実績トップランキング」を紹介します。

 【元本変動型】ランキング TOP3

元本変動型商品のうち掛金増加額が上位の商品は以下の通りです。(2024年4月1日現在)

  商品タイプ 運用商品名(略称) 基準価格 基準日
1 海外株式 SBI・V・S&P500インデックスファンド 26,136円 2024/4/12
2 内外株式 SBI・全世界株式インデックスファンド 22,601円 2024/4/12
3 海外株式 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 38,533円 2024/4/12

 【元本確保型】掛金増加額ランキング TOP2

元本確保型商品のうち掛金増加額が上位の商品は以下の通りです。(2024年4月1日現在)

  商品タイプ 運用商品名(略称) 利率 基準日
1 元本確保 ろうきん確定拠出年金定期預金(スーパー型) 0.230% 2024/4/12

 【元本変動型】ランキング TOP3

元本変動型商品のうち騰落率が上位の商品は以下の通りです。(2024年4月1日現在)

  商品
タイプ
運用商品名(略称) 騰落率 基準価格 基準日
1年 3年
1 海外株式 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 48.590% 23.350% 26,136円 2024/4/12
2 国内株式 <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 46.420% 13.460% 25,154円 2024/4/12
3 海外株式 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 43.540% 21.210% 38,533円 2024/4/12

 【元本確保型】利率上位商品  TOP2

元本確保型商品のうち利率が上位の商品は以下の通りです。(2024年4月1日現在)

  商品タイプ 運用商品名(略称) 利率 基準日
1 元本確保 富国生命有期利率保証型確定拠出年金保険 0.280% 2024/4/1
2 元本確保 ろうきん確定拠出年金定期預金(スーパー型) 0.230% 2024/4/12

企業型確定拠出年金の商品選択の参考事例(動画)

企業型確定拠出年金の商品を選ぶ時のポイントを参考事例とともに動画で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。

まとめ

まずは無料相談にお申込みください。

企業型確定拠出年金の商品は、主に「元本確保型」と「元本変動型」の2つに区分されます。

「元本確保型」は、元本の損失リスクが低い代わりに、資産の成長が限定される傾向があります。一方、「元本変動型」は、資産の増加が可能な一方で、元本の損失もあり得る商品です。

どちらの商品にも長所と短所がありますが、自分に適した商品を選ぶためには、それぞれの特性を理解し、バランスよく検討することが重要です。

株式会社日本企業型確定拠出年金センターでは企業型確定拠出年金の導入を支援しております。従業員説明会の実施等、導入後のサポートも充実しております。導入を検討中の方はぜひお問合せください。

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