全国対応のスムーズな企業型確定拠出年金の導入なら
(株)日本企業型確定拠出年金センター
確定拠出年金運営管理機関番号794
名古屋駅前事務所:愛知県名古屋市中村区名駅三丁目4番10号 アルティメイト名駅1st 3階
新橋事務所:東京都港区新橋3丁目16-12 第一横山ビル6階
企業型確定拠出年金(企業型DC)の特徴としてあげられるのが、さまざまな税制上の優遇措置です。今回は、企業型確定拠出年金の税制優遇について、有効に活用することのメリットを解説していきます。
【例】
年収600万円、月額20,000円を拠出した場合(所得税20%・住民税10%の場合) | |
年間掛金 | 20,000円 × 12か月 = 240,000円 |
所得税の控除 | 240,000円 × 20% = 48,000円 |
住民税の控除 | 240,000円 × 10% = 24,000円 |
年間の節税効果 | 48,000円 + 24,000円 = 72,000円 |
企業型確定拠出年金(企業型DC)では、会社が拠出する掛金に加えて、従業員自身が、会社の掛け金に上乗せして拠出することができる「マッチング拠出」という制度があります。規約に定めることで導入が可能な制度です。マッチング拠出制度を導入した場合、従業員の掛金の限度額は、会社の掛金と同額までといった制限はありますが、従業員任意でマッチング拠出の利用を選択できるのも魅力です。
このマッチング拠出を行った場合についても、税制優遇として、前述の所得控除の対象となります。マッチング拠出は、会社にとっては掛金の負担はないので、税制優遇の面では特段のメリットはないかもしれませんが、福利厚生の視点で考えれば、従業員の選択肢を広げるといった点で、メリットと考えられるでしょう。
企業型確定拠出年金(企業型DC)は、60歳を過ぎると老齢給付金として受け取ることになりますが、受取時にも、税制面での優遇措置があります。受け取り方は、「①年金」「②一時金」「③年金と一時金の併用」の3つあります。
① 年金として受け取るとき
老齢給付金を年金は、5年以上20年以内で年金として受け取ることが可能です。年金で受け取る場合には、「雑所得扱い」となります。公的年金と合算し公的年金等控除の対象として税額が計算されます。
② 一時金として受け取るとき
一時金として一括で受け取るときには、60歳から70歳の間で受給時期を決めて、受け取ることになります。仕事の状況をはじめライフプランに合わせて、受給する時期を決めることになるでしょう。一時金として受け取る場合には、退職所得として扱われます。この場合には、退職金同様、退職所得控除が可能です。退職控除は大きな税制優遇措置の一つです。
【退職所得の計算方法】
(収入金額(源泉徴収される前の金額)− 退職所得控除額)× 1/2 = 退職所得の金額 |
【退職所得控除額の計算方法】
勤続年数(A) | 退職所得控除額 |
20年以下 | 400,000円 × A (800,000円に満たない場合は、800,000円) |
20年超 | 8,000,000円 + 700,000円 ×(A – 20年) |
【例】
勤続10年2か月の人の場合の退職所得控除額 |
勤続10年2か月→勤続11年(端数は切り上げ) |
勤続30年の人の場合の退職所得控除額 |
勤続30年 |
一時金として受け取る確定拠出年金は、その他の退職金と通算して計算されます。
③ 年金と一時金の併用
年金と一時金を併用して受け取るケースは、上記①②が適用されますが、受取額などを試算しながら、節税効果を確認する必要があります。
この他にも、障害給付金を受け取る場合には、年金・一時金いずれも非課税です。ただし、死亡一時金として受け取るときには、みなし相続財産として、相続税の課税対象となります。
受取のタイミングや受け取り方法は、プランや企業によって変わります。例えば、当社の扱うSBIぷらす年金プランでは、年金と一時金の併用の受け取りはできません。企業型確定拠出年金は大きなシステムで運営されています。法律上できることと、システム上できることが違うことに着目して、企業での導入を決めるといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
企業型確定拠出年金は非常にメリットの多い制度です。ですが、デメリットがないわけではありません。メリットだけに注目して導入するのではなく、デメリットもよく理解したうえで、導入を決めることをおすすめします。
ただ、メリットとデメリットは我々のような専門家でなければ整理できていない面もあります。残念なことに多くの企業型確定拠出年金をすすめる銀行の担当者や保険代理店などが制度のメリット・デメリットを十分に説明しないままでに導入していると聞きます。もちろんすべての担当者がそうであるわけではないですが、選択制やマッチング拠出、プランごとの特徴などがきちんと説明できるかがポイントです。
当社では、専門家が丁寧にメリット・デメリットをお伝えしています。無料相談はZOOMなので、お気軽に申し込めます。無料相談でお待ちしています。
YouTube『DCチャンネル』更新中!
お電話での相談はこちら
フォームでの無料相談は24時間中です。お気軽にご連絡ください。